商品コード: RLB100042

ミリ波技術の手引と展開

販売価格(税込): 52,800
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■体裁:B5版291頁
■発刊:1993/06/28
■ISBNコード:4-947655-61-5

【執筆者】
井原俊夫 郵政省通信総合研究所/ 厚木和彦 電気通信大学/
水野光彦 郵政省通信総合研究所/ 瀧本幸男 ミリウエイブ/
近藤秀敏 日本電気/ 大畑恵一 ミリウエイブ/ 八塚弘之 ミリウエイブ/
遠藤信博 日本電気/ 久保英一 日本電気/ 井上明彦 ミリウエイブ/
藤田泰裕 富士通テン/ 森田俊之 富士通/ 瀧本幸男 ミリウエイブ/
大串義雄 日本電気/ 瀧本幸男 ミリウエイブ/ 福原裕成 日産自動車/
熊谷 博 郵政省通信総合研究所/ 増子治信 郵政省通信総合研究所/
村島弘益、森宏寿 京浜急行電鉄/ 大石雅寿 国立天文台/
瀧本幸男 ミリウエイブ/ 泉哲次郎 ロボテック研究所/ 上瀧 實 北海道東海大学/
高木 直、飯田明夫 三菱電機/ 井原俊夫 郵政省通信総合研究所/
井上明彦 ミリウエイブ/ 上瀧 實 北海道東海大学

※所属、肩書き等は本書発刊当時のものです。

【目次】
第1編 基礎編
第1章 伝搬特性
1. 大気による影響
1.1 大気減衰の特徴
1.2 大気減衰係数の計算法
1.3 地上伝搬路および衛星伝搬路における大気減衰
2. 降水粒子による影響
2.1 降雨の影響
2.2 降雪の影響
2.3 霧・雲の影響
第2章 散乱・反射特性
1. 反射
2. 散乱
2.1 表面散乱
2.2 体積散乱
3. 標準散乱体
3.1 金属球
3.2 コーナーリフレクター
3.3 ポーラリメトリックな較正用散乱体
4. ミリ波の利用と反射・散乱
4.1 自動車等の散乱特性測定実験
4.2 オフィス等の建築物内装材の反射特性測定実験
第3章 導波路特性
1. 導波路を伝搬する電磁界
1.1 伝搬モード
1.2 伝送損
2. TEMモード
2.1 同軸線路
2.2 トリプレート線路
3. TMおよびTEモード
3.1 導波管
4. 混成モード
4.1 マイクロストリップ線路
4.2 マイクロストリップ線路の分散特性
4.3 コプレーナ導波路
4.4 NRDガイド
5. まとめ
第4章 情報伝送技術
1. 変復調技術
1.1 ディジタル変復調技術
1.2 スペクトル拡散技術
1.3 スペクトル拡散方式の特徴
2. 多元接続方式
2.1 特徴
2.2 アクセス制御
3. フェージング・干渉対策技術
3.1 ディジタル信号の伝送特性
3.2 ダイバーシチ受信
3.3 誤り訂正技術
3.4 周波数選択性フェージング下での改善
第5章 ミリデバイスの基礎
1. ミリ波半導体素子
1.1 ミリ波ダイオード素子
1.2 ミリ波帯トランジスター
2. ミリ波集積回路
2.1 ミリ波平面導波路
2.2 ミリ波変換回路
2.3 ミリ波MIC
3. ミリ波モノリシック集積回路(MMIC)
3.1 原理および特徴
3.2 ミリ波MMICの応用
4. ミリ波受動素子
4.1 アイソレータ(単向回路)/サーキュレータ(循環回路)
4.2 フィルタ/共振器
4.3 スイッチ
5. ミリ波アンテナ
6. ミリ波電子管
6.1 はじめに
6.2 ミリ波帯TWTの概要
6.3 ミリ波TWTの構成と動作原理
6.4 ミリ波TWTの具体例
6.5 まとめ
第6章 ミリ波帯測定技術
1. 周波数測定技術
1.1 概要
1.2 周波数カウンタ
1.3 空洞周波数計
1.4 スペクトラムアナライザ
2. 電力測定技術
2.1 概要
2.2 カロリメータ
2.3 ボロメータ
2.4 その他の電力計
3. 回路量測定技術
3.1 概要
3.2 反射係数の測定
3.3 定住波測定
3.4 透過係数の測定
3.5 ネットワークアナライザ
4. 雑音測定技術
4.1 概要
4.2 標準雑音源
4.3 雑音指数および入力換算等価雑音温度の測定

第2編 応用編
第1章 車載用レーダ技術
1. 車載レーダとミリ波
2. レーダの基礎技術
2.1 概要
2.2 レーダの性能
2.3 距離測定の方式
3. 車載レーダの目的, 機如能
3.1 対地速センサ
3.2 障害物センサ
4. 対地速度センサ
4.1 開発例
4.2 計測誤差の改善
5. 衝突防止レーダ
5.1 衝突防止レーダの基本的考え方
5.2 システムの検討
6. 衝突防止レーダの開発例
6.1 50GHzFM-CWレーダの開発例
6.2 FM-CWレーダの性能改善
7. 車載レーダの課題と今後
7.1 課題
7.2 今後の展望
第2章 IDセンサシステム
1. IDカードシステムにおけるミリ波利用
1.1 システム構成に必要な電波の所要帯域
1.2 所要周波数帯域幅の考え方
1.3 システム構成に必要な周波数の数
1.4 利用可能な周波数
2. ミリ波IDカードシステムの設計
2.1 検討のためのモデルシステム
2.2 質問器, 応答器の構成
2.3 送信電力と受信感度
2.4 変調方式
2.5 占有帯域幅と周波数配置
2.6 検如波器
2.7 アンテナ
3. ミリ波IDカードシステムの課題
3.1 ASK/ASK方式の応答器構成
3.2 まとめ
第3章 コードレス通信システム
1. 通信手段としてのミリ波の特長
1.1 周波数帯域
1.2 如波長の長さ
1.3 伝搬特性
2. 50GHz帯簡易無線装置
2.1 特長
2.2 主要性能
2.3 回線設計
2.4 システム構成例
3. ミリ波衛星通信装置
3.1 ミリ波衛星通信システムの特徴
3.2 ミリ波衛星通信システムの適用領域
3.3 ミリ波衛星通信システムおよび装置の開発動向
4. 新しい通信応用システム
4.1 パーソナル携帯電話
4.2 室内無線LAN
4.3 LAN間接続回線
第4章 路車間通信システム
1. 自動車の情報化と通信
1.1 自動車の情報化
1.2 自動車の通信機如能と通信手段
2. ミリ波利用路車間通信システムの動向
2.1 60GHz画像/データ通信
2.2 60GHz音声圧縮通信
2.3 DACAR 61GHZ車々間通信システム
2.4 AVES 61GHz交通流計測/ビーコン
2.5 まとめ
第5章 対流圏大気の計測技術
1. ミリ波による対流圏大気のリモートセンジングの概要
2. ミリ波レーダ技術
2.1 計測対象
2.2 雲/降水のレーダ反射特性
2.3 大気中の伝搬特性
2.4 地上設置ミリ波レーダシステム
2.5 衛星搭載用ミリ波レーダの開発計画
3. ミリ波ラジオメータ技術
3.1 ラジオメータによる対流圏大気の計測
3.2 降雨の計測
3.3 水蒸気分布の計測
第6章 地球環境計測 オゾン層観測への応用
1. 如背景
1.1 中層大気と地球環境
1.2 オゾン層破壊と微量ガス成分
2. ミリ波・サブミリ波帯分光放射計による中層大気観測
2.1 観測原理
2.2 受信スペクトル
2.3 観測周波数
2.4 地上からの観測
2.5 人工衛星によるリムサウンディング観測
3. 観測システム
3.1 ミリ波・サビミリ波帯における観測手法
3.2 ヘテロダイン方式分光放射計の感度
3.3 ミリ波・サブミリ波帯分光放射計の構成
3.4 人工衛星搭載システム
4. まとめと今後の展望
第7章 踏切障害物検知システム
1. 踏切障害物検知システムの概要
2. 検知方法
2.1 検知方法の要点
2.2 具体的な検知方法の説明
2.3 検知ビーム構成例および動作概要
3. 実験用試作踏切障害物検知装置
3.1 設計基準
3.2 試作機主要定格
4. 試作踏切障害物検知装置による実験結果
4.1 アンテナ指向性
4.2 偏波面によるアイソレーション
4.3 連続動作レベル変動
4.4 遮断特性
5. 鉄道踏切道における実地試験
5.1 機器設置の説明
5.2 着信レベルおよびノイズレベル
5.3 検知チャンネル相互の干渉影響
5.4 実際の自動車による遮断検知
5.5 列車による, 遮断および検知ビームの受ける影響
6. 遮断特性の簡単な予測と考察
7. 踏切障害物検知実験のまとめ
7.1 検知システム
7.2 遮断特性
8. 実用化機器の現状と問題点
8.1 第2次実験局
8.2 実用化機器
8.3 問題点
第8章 ミリ波天文学
1. 電波天文学の歴史概略
1.1 宇宙電波の発見
1.2 電波天文学の成立とミリ波天文学
2. 宇宙電波の検出技術
2.1 電波望遠鏡の基本構成
2.2 アンテナ
2.3 受信機(1)フロントエンド
2.4 受信機(2)バックエンド
3. 最近の成果
3.1 多くの星間分子の発見
3.2 星生成領域の研究 星の誕生する場所を求めて
3.3 惑星系の形成
4. ミリ波天文学の将来 高分解能・高周波数化にむけて
5. まとめ
第9章 ミリ波干渉計によるプラズマ密度測定
1. 概要
2. 計測の原理
3. ミリ波干渉計
第10章 移動体の位置測定システム
1. 位置測定システムの現状
2. 位置測定システムの計測方式
2.1 円弧方式
2.2 双曲線方式
3. ミリ波帯電波の特性
4. 位置測定システムの機器概要
4.1 位置測定システムの測位概念
4.2 ミリ波帯アンテナ
4.3 ミリ波コンポーネント
4.4 ミリ波帯送受信装置
5.まとめ
第11章 電圧標準へのミリ波の応用
1. はじめに
2. 電圧発生の原理
2.1 ジョセフソン効果
2.2 交流ジョセフソン効果と電圧標準
2.3 ジョセフソン接合
2.4 素子のマイクロ波特性
3. ジョセフソン電圧標準システム
3.1 初期の電圧標準システム
3.2 最近の電圧標準システム(ジョセフソン接合アレイの開発)
4. 電圧標準利用システム
5. まとめ

第3編 資料編
第1章 ミリ波半導体デバイスの動向
1. はじめに
2. 高出力FET/HEMT増幅器
3. 低雑音HEMT増幅器
4. ミクサ
5. 発振器/逓倍器
6. ミリ波フロントエンド
7. まとめ
第2章 降雨マージンマップ
1. 通信回線の設計と降雨減衰の統計的性質
2. 降雨減衰のマップ
第3章 ミリ派帯測定機器
(1) ミリ波信号源
(2) 周波数カウンタ, 周波数計
(3) スペクトラムアナライザ
(4) 電力計, パワーセンサ
(5) ネットワークアナライザ, 定在波測定器
(6) その他のミリ波測定器
(7) ミリ波コンポーネント
a. アクティブコンポーネント
b. バッシブコンポーネント
4章 ミリ波帯電磁環境と人体への防護指針
1. はじめに
2. RF(3kHz 300GHz)放射の生体作用
3. ミリ波帯電磁環境と生体への影響
4. 防護指針
4.1 管理指針
4.2 基礎指針
5. 測定法
6. 測定値の処理と評価
6.1 時間平均値
6.2 空間平均値
6.3 複数波の評価
7. 電磁界強度の推定法
7.1 地球局
8. 米国の安全規格(1990年改訂版)7.2 レーダ施設
9. まとめ
第5章 ミリ波利用システム実現の課題と推進策
1. ミリ波利用システムに関する今後の技術課題
1.1 センサ・レーダ等
1.2 固定通信
1.3 移動通信
1.4 構内および閉空間における通信
1.5 放送
1.6 衛星利用
1.7 ミリ波技術共通の課題
2. システム開発の推進策
2.1 財政投融資
2.2 基盤技術研究促進センター
2.3 税制
2.4 民活法(特定施設・テレコムリサーチパーク)
2.5 ミリ波開発利用促進協議会
2.6 標準化の動向
2.7 実験用周波数帯の設定
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