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RLB222754
木質系資源と応用製品の開発・市場動向
販売価格(税込):
88,000
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■体裁:A4判,176ページ
■発刊:2011/4
■ISBNコード:978-4-7813-0351-2
■シーエムシー出版
★化石資源からバイオマス社会の転換へ!
★木材からリグニン,セルロース,ヘミセルロース,セルロース誘導体までの動向を幅広く網羅。
★木質系素材から応用製品,バイオマスエネルギーまで開発動向を中心に市場動向を詳細にレポート!!
【監修】
(編集)シーエムシー出版
【刊行にあたって】
木材からリグニン,セルロース,ヘミセルロース,セルロース誘導体まで幅広く網羅した。これら木質系資源の現状と概要を説明し,応用製品の開発状況や企業動向をまとめた。またセルロース誘導品では,生産,需要など市場情報を織り込んだ。後半では,バイオマスエネルギーの市場動向まで網羅した。これまで体系的にまとめられていなかった木質系素材を整理し,応用製品の開発動向や市場動向などが分かる一冊となっている。
【目次】
第1章 木質系資源の現状と展開
1 木質系資源の現状
2 木質系有機資源の展開
3 木質系原料の種類
3.1 木材,廃材,木粉などの木質系バイオマス
3.2 木材パルプ
3.3 セルロース
3.4 ヘミセルロース
3.5 リグニン
3.6 セルロース誘導体
第2章 木質系材料の市場動向
1 木材市場の概要
2 木質系材料の種類
2.1 木材/木質ボード
2.1.1 集成材
2.1.2 合板(Plywood)
2.1.3 単板積層材(Laminated Veneer Lumber:LVL)
2.1.4 パーティクルボード(Particle Board:PB)
2.1.5 ファイバーボード(Fiber Board:FB)
2.2 木材パルプ
2.3 木粉/木質・プラスチック複合成形体(WPC)
2.4 竹
3 開発動向
4 企業動向
4.1 木材/木質ボード
4.1.1 集成材
4.1.2 合板
4.1.3 木質ボード
4.2 セルロース断熱材
4.3 木粉/木質・プラスチック複合成形体(WPC)
4.4 ディックウッド(合成木材)
4.5 竹
第3章 機能性セルロースの市場動向
1 機能性セルロースの概要
1.1 セルロース系繊維
1.2 セルロース誘導体
1.3 セルロースナノファイバー(セルロースミクロフィブリル)
1.4 植物セルロース以外のセルロース(バクテリアセルロース)
2 植物セルロース関連技術の動向
2.1 脱リグニン技術
2.2 紡糸技術
2.3 セルロースナノファイバー製造技術
3 機能性セルロースの市場動向
3.1 セルロース粒子
3.2 セルロース系繊維
3.2.1 レーヨン(ビスコースレーヨン)
3.2.2 キュプラ(銅アンモニアレーヨン)
3.2.3 テンセル(リヨセル)
3.2.4 半合成繊維(アセテート繊維)
3.3 セルローススポンジ
3.4 セロファン(セロハン)
3.5 セルロースナノファイバー
3.6 セロオリゴ糖
3.7 バクテリアセルロース
第4章 ヘミセルロースの市場動向
1 ヘミセルロースの概要
2 ヘミセルロースおよびヘミセルロース誘導体の種類
2.1 キシラン
2.2 グルコマンナン
2.3 ガラクタン
2.4 アラビノガラクタン
3 木材ヘミセルロースの抽出技術
3.1 針葉樹からのキシラン,グルコマンナンの抽出技術
3.2 広葉樹からのキシランの抽出技術
4 木材ヘミセルロース由来のオリゴ糖
4.1 概要
4.2 広葉樹キシランからのキシロオリゴ糖の製造
4.3 針葉樹からのオリゴ糖の製造
4.4 その他のキシロオリゴ糖の製造技術
5 ヘミセルロースの市場開発
5.1 キシロオリゴ糖
5.2 キシロース,フルフラール
5.3 オリザロース
第5章 リグニンの市場動向
1 概要
2 リグニン関連技術
2.1 リグニンの製造技術
2.2 リグニンバニリンの製造技術
3 リグニンの市場開発動向
3.1 リグニン利用の現状
3.1.1 リグニンスルフォン酸塩の利用
3.1.2 クラフトリグニンの利用
3.2 リグニン利用の方向性
3.2.1 土壌改良剤としての利用
3.2.2 分散剤としての利用
3.3 リグニンの開発動向
3.3.1 リグニンポリマー
3.3.2 炭素繊維の開発
3.4 持続型社会へ向けた取り組み
3.4.1 植物循環型ものづくりネットワークシステム構想
3.4.2 那賀町バイオマスタウン構想
3.4.3 林野庁 森林活用型ニュービジネス創造対策事業(旭有機材工業)
3.5 企業動向
3.5.1 日本製紙ケミカル
3.5.2 BASFポゾリス
3.5.3 山宗化学
3.5.4 河野新素材開発
3.5.5 大王製紙,兼松
3.5.6 東洋樹脂
3.5.7 ジュオン
3.5.8 トヨタ車体
第6章 セルロース誘導体の種類と市場動向
1 セルロースエーテル
1.1 概要
1.2 セルロースエーテルの種類
①メチルセルロース(MC)
②ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)
③ヒドロキシエチルメチルセルロース(HEMC)
④ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート(HPMCP)
⑤ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート(HPMCAS)
⑥エチルセルロース(EC)
⑦ヒドロキシエチルセルロース(HEC)
⑧カチオン化セルロース
⑨ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)
⑩カルボキシメチルセルロース(CMC)
⑪カルボキシエチルセルロース(CEC)
1.3 セルロースエーテルの市場動向
①メチルセルロース(MC)
②ヒドロキシエチルセルロース(HEC)
③カチオン化セルロース
④ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)
⑤カルボキシメチルセルロース(CMC)
2 セルロースエステルの概要
2.1 概要
2.2 セルロースエステルの種類
①アセチルセルロース(酢酸セルロース)
②酢酸フタル酸セルロース
③ニトロセルロース
2.3 セルロースエステルの市場動向
①アセチルセルロース(酢酸セルロース)
②酢酸フタル酸セルロース
③ニトロセルロース
3 セルロース誘導体関連企業動向
3.1 信越化学工業
3.2 ダイセル化学工業
第7章 セルロース誘導体応用製品の開発・市場動向―医薬用途―
1 概要
2 医薬用コーティング剤
2.1 概要
2.2 コーティング剤の市場動向
3 開発動向
3.1 医薬用高成形性結晶セルロース
3.2 バイオ医薬製造用クロマトグラフィー充填剤
3.3 酢酸セルロース分離膜
3.4 セルロース発熱シート
第8章 セルロース誘導体応用製品の開発・市場動向―化粧品,香粧品原料―
1 概要
2 市場動向
3 開発動向
第9章 セルロース誘導体応用製品の開発・市場動向―液晶用フィルム―
1 概要
2 TACフィルムの用途
2.1 偏光板保護(TAC)フィルム
2.2 視野角拡大(WV)フィルム
2.3 反射防止フィルム
3 市場動向
4 企業動向
第10章 セルロース誘導体応用製品の開発・市場動向―食品,建材,一般工業用途―
1 概要
2 開発動向
2.1 食品分野
2.2 セルロース系プラスチック
2.3 工業分野
2.3.1 添加剤
2.3.2 自動車用エンジン用フィルター
2.3.3 スピーカー用振動板
2.3.4 アミロース
第11章 セルロース系バイオマス原料のエネルギー利用
1 概要
2 セルロース系バイオマスの糖化技術
2.1 酸糖化法
2.2 酵素糖化法
3 草本系バイオマスの変換技術
4 開発動向
4.1 木質系バイオマスの開発動向
4.2 栽培作物系由来のバイオマスの開発動向
4.3 水域系バイオマス
5 市場・用途動向
6 業界・企業動向
第12章 農作物由来のバイオマス原料のエネルギー利用
1 概要
2 開発動向
3 市場・用途動向
4 業界・企業動向
第13章 農林水産物系廃棄物バイオマス原料のエネルギー利用
1 概要
2 開発動向
3 市場・用途動向
4 業界・企業動向
第14章 産業廃棄物系バイオマスのエネルギー利用
1 概要
1.1 メタノール合成
1.2 DME(ジメチルエーテル)合成
2 開発動向
3 市場・用途動向
4 業界・企業動向
第15章 一般廃棄物系バイオマスのエネルギー利用
1 概要
1.1 ゴミ・紙くず・食品廃棄物の活用
1.2 黒液
2 開発動向
3 市場・用途動向
4 業界・企業動向
第16章 バイオエタノールの利用動向
1 概要
1.1 バイオエタノールの製造
1.2 バイオブタノールの製造
2 開発動向
3 市場・用途動向
4 業界・企業動向
第17章 バイオマス発電の動向
1 概要
2 開発動向
3 市場・用途動向
4 業界・企業動向
第18章 木質系原料活用の現状と展望
1 木質系原料の現状と課題
2 「バイオマス・リファイナリー」による環境負荷の少ない持続的な社会の実現
3 期待される技術開発