商品コード:
RLB220506
車載用主機モータの絶縁技術
販売価格(税込):
49,500
円
ポイント:
0
Pt
■体裁:B5判、114ページ
■発刊:2013/06
■ISBNコード:978-4886577481
■トリケップス
【執筆者】
安原隆
YMTソリューション モータ技術コンサルタント
(元(株)日立製作所 EV開発センター 主管技師)
天城 滋夫
日立オートモティブシステムズ株式会社 グローバルモノづくり統括本部
素形材試作センタ 工学博士
【目次】
第1編 車載用モータの絶縁技術
第1章 絶縁技術から見た車載用モータの基本
1 車載用モータの概要
1.1 モータの種類、構造、仕組み
1.2 主要構成材料
1.3 モータの製造工程
2 車載用モータの主な試験
2.1 巻線の種類と絶縁構成
2.2 巻線の絶縁試験
2.3 温度試験
第2章 車載用モータの主要絶縁材料
1 概説
2 マグネットワイヤ(コイル)
2.1 種類と特徴
2.2 エナメル線の性能比較
2.3 エナメル線材料の試験規格
3 フィルム材(スロット絶縁物、相間絶縁物)
3.1 種類と特性
3.2 選定上の注意
3.3 フィルム複合、貼り合せによる欠点補完材
3.4 材料試験法
4 ワニス
4.1 種類
4.2 溶剤系と無溶剤系ワニスの違い
4.3 選定上の注意
4.4 材料試験法
第3章 絶縁設計
1 絶縁設計の概念
2 絶縁設計における注意事項
3 絶縁劣化の各種要因と劣化機構
4 絶縁複合劣化モデル
5 絶縁設計フロー
6 製造工程と絶縁設計留意点
第4章 絶縁試験・劣化診断
1 概説
2 絶縁に関するトラブル例
3 劣化診断
3.1 劣化検出手段
3.2 エナメル線の熱劣化程度とアレニウス経験則
3.3 絶縁劣化診断
3.4 現場で実用されている絶縁劣化診断法
3.5 絶縁破壊と相関性の高い絶縁診断(一例の紹介)
3.6 絶縁劣化診断の判定基準
3.7 モータの故障
第5章 モータの動向と絶縁開発課題
1 高効率化
2 高電圧化
3 高トルク化
4 モータ冷却性能向上
4.1 通風ファン空冷式
4.2 間接水(油)冷式
4.3 直接油冷(ATF)式
第6章 インバータサージ電圧と部分放電開始電圧
1 部分放電の発生と絶縁破壊
2 部分放電開始電圧
3 ステータ絶縁部位の部分放電開始電圧と内部電圧分布との比較
3.1 巻線間の内部電圧分布
3.2 巻線間の分担電圧の測定
3.3 ステータ絶縁部位の部分放電開始電圧の測定
3.4 各絶縁部位の部分放電開始電圧と課電電圧(分担電圧)との比較
4 インバータ駆動した際の技術的諸課題に関する規格
第2編 絶縁樹脂の力学的特性と使用上の留意点
第7章 粘弾性特性
1 粘弾性特性とは
2 時間温度換算則
3 重ね合わせの原理
4 温度が変わる場合における重ね合わせの原理
5 絶縁樹脂の緩和弾性率、クリープコンプライアンス
6 種々の樹脂の緩和弾性率例
第8章 遅れ破壊(クリープ破壊)
1 遅れ破壊とは
2 遅れ破壊における時間・温度換算則
3 多軸応力状態におけるクリープ破壊条件
第9章 破壊特性の歪み負荷速度依存
1 強さの負荷速度依存性
2 破断歪の負荷速度依存性
第10章 繰り返し負荷
1 繰り返し負荷による破壊(疲労破壊)
2 繰り返しの負荷による亀裂の進展速度
3 疲労負荷と耐久(定寿命)線図
4 累積損傷則(マイナー則)
4.1 累積損傷則(マイナー則)とは
4.2 樹脂、及びその複合材料への累積損傷則(マイナー則)の適用例
5 繰り返し負荷の平均応力による平均歪の増加
6 繰り返し負荷に伴う発熱
第11章 環境物質の影響
1 遅れ破壊への影響
2 疲労破壊への影響